何処からか雨漏りしているようです。対処方法を教えて下さい。

サンルーフが装着されている9000の場合、サンルーフから侵入した雨水が水抜きのパイプの目詰まりで車外への排出が完全に行われずに、溢れて室内に侵入してくるケースが多いです。
このような場合はサンルーフの前後4箇所にある排水口から高圧エアーを吹いてやって水抜きのパイプに詰まっているゴミを出し、更に車体下部の排水出口をカットして雨水が流れやすいように加工すると大体改善されるようです。
また、サンルーフ・レールとボディ間のシール劣化が原因で水が車内に浸入するというケースもあります。

ハンドルを切るとウイーンと言う音がするのですが何の音でしょうか?

パワステポンプからの音だと思われます。パワステオイル(フルード)が減っている可能性が高いので、減っていたら補充しましょう。

エンジンを掛けると、室内の何処かから「ジィー」と言う音が聞こえて来るのですが何の音でしょうか?

シートヒータースイッチの下にある室内温度センサーからの音です。センサーユニット内にモーターと羽根が内蔵されていて、何らかの原因によりモーター軸がぶれてしまい、羽根が回転する時に音が出るようです。
通常はユニットごと交換します。

信号待ち等での停車時の振動が大きいような気がするのですが気のせいでしょうか?
シフトレバーに手を添えているとブルブルという振動を感じる程度なのですが‥

ミッションマウントの劣化によってミッションの振動を押さえ切れていない為の振動と思われます。
ミッションマウントの交換で大体静かになります。

昼間・夜間を問わず、ヘッドライトが点いたり消えたりするのですが何故でしょうか?

ヘッドライトリレーの異常です。リレーを交換すれば直ります。

タラデガに乗っています。最近になってガーニッシュの色落ちが激しくなってきたのですが何とかなりませんか?

経年劣化によるもので、どうしようもありません。新品のガーニッシュの入手はほぼ無理ですので、クリア系のスプレーで塗装する位しか補修の手だてはありません。

エンジンを掛けると、エンジン付近から「バタバタ」音がするのですが何の音でしょうか?

B234エンジンを搭載している9000はオルタネータ・ウオーターポンプ・パワステポンプをクランク軸を動力源とする1本のゴムベルトで駆動しています。
相当長いベルトなので途中でテンショナーというサスペンションのような部品でベルトのテンションを一定に保っているのですが、このテンショナーのへたりによってベルトの駆動がばらついて異音を発するケースが良くあります。
また、ゴムベルトの周回途中に二つあるプーリーの回転が渋くなることで同様にベルトの駆動がばらつくことがあります。修理を行なう場合、ベルトやプーリーに一見異常が認められなくても相応に劣化しているという考えでテンショナー、ベルト、プーリーの3つを交換する場合が多いです。
ちなみにこのベルトが切れたり外れたりして役目を果たさなくなると、発電不可・冷却水循環停止・ステアリングのパワーアシスト無しという状態になり走行不能となってしまいます。

ラジオのアンテナロッドが出なくなってしまいました。
ラジオのアンテナロッドが完全に収納されずに、途中で止ってしまうようになりました。

アンテナロッドには伸縮する為のシリコン製の紐のような物が内蔵されていて、モーターの回転によって伸縮するような仕組みになっています。
出なくなった・引っ込まなくなったの原因の多くはこのシリコン製の紐が途中で切れてしまうことです。アンテナロッドだけの交換が可能なので何かの折に交換すると良いでしょう。

天井の布が垂れてきました。いったいどうすればいいのでしょうか?

車の保管状況によって変わってきますが、大体車齢が5年を経過すると多くの車で布が垂れてくるようです。
一部でも垂れ始めると、時間を掛けて垂れていない部分を引きずり落とす様にして垂れて行くので、少しでも垂れ始めたら早急に張り替えをするのがベターでしょう。張り替えをせずにピンで留めたり、接着剤を注入したりという応急処置を試みることも出来ますがやはり見た目に汚らしくみっともないのですべて張り替えるのが良いと思います。
張り替えにあたっては専門業者に頼むのが確実な方法ですが、材料などが手に入れば自分でやってしまうことも出来ます。9000CSで行なった張り替え作業レポートがありますので参考にしてみて下さい。

SAAB9000人生劇場 ヘッドライナー張り替え
http://www.saab9000.net/life/head.html

中古で買ったのですが操作説明書が無く、車の使い方でわからない点があって困っているのですが
どうしたらいいでしょうか?

お近くのヤナセで部品として購入出来ます。年式によって記載されている内容が微妙に変わっているので車体番号を伝えて該当する年式のマニュアルを購入してください。

エアコンの効きが弱いのですが、何故でしょうか?

ガスが十分に入っているか確認してみて下さい。
ガスの量が少ない場合補充することで元の性能を発揮するようになる場合が多いです。もし補充しても効きが改善されない(一時的に改善するがすぐ元に戻ってしまう等)場合はガス漏れの可能性が高いです。良くあるのは高圧ホースのカシメ部分からのガス漏れです。

エアコンが効いたり効かなかったりするのですが‥

9000の場合、フロアトンネル(前席の足元付近)の辺りにブロアファンモーターがあるのですが、このモーターが経年劣化などで故障してしまうとコンプレッサーが作動しなくなります。このモーターを交換すれば良いのですが作業性が非常に悪い所に持ってきてアッセンブリー丸ごと交換しなければならないため修理総額がかなり高くなってしまいます。
またこのモーターの動作を制御するレジスターが死んでしまうと同じようにコンプレッサーが動作しなくなります。
他に考えられる原因としては、エアコンのコントローラーの故障によりエアコンの制御が出来なくなってしまうということも希にあります。

クルーズコントロールが効きません。何故でしょうか?

9000では非常に多いトラブルです。コントローラーの故障が原因でクルーズコントロールが動作しないのが殆どです。
運転席足元付近に位置するコントローラの電源側のICとトランジスタが焼けてしまっているケースが多く、完全に修理するとなると結構部品代が高いので中古部品を使って修理するか、無くても困らない機能なのでそのままにしておくという方法もあります。
これ以外にも、スイッチがダメになっていたりバキュームポンプがダメだったりするケースもあります。

オートマについて

9000に搭載されているオートマチックトランスミッションは独ZF社製の4HP18という形式の ロックアップ機構付き前進4速、後進1速のミッションです。
他車種では、PEUGEOTの605やCitroenのXM、ALFAROMEOの164等が搭載している割とメジャーなミッションです。

選択できるレンジはPRND321の7レンジです。

変速時にショックを感じるようになったり、NレンジもしくはPレンジからDレンジにセレクタを動かした場合にショックを感じるようになった場合、ミッション自体が痛んでいる可能性があります。この形式のミッションは故障率が高いことで有名です。

故障の可能性から少しでも逃れたいのであれば、定期的にATFの交換を行なったり、ラフなアクセルワークを避けるなどの日頃の心掛けが大事かも知れません。
但し、ATFを交換して数万km走行した後、または前回交換した後の走行距離数が不明な場合にATFを交換すると、ミッション内部の油圧が変わることによりミッションに負担が余計にかかり故障するケースもあるとのことで、店によっては交換を断られることもあるようです。
また、交換する場合はチェンジャーを使って交換作業をするかどうかを確認した方が良いでしょう。
4HP18で使用可能なATFは指定品だとDEXRONIIですが、DEXRONIIIも使用可能です。

ミッションの修理には、どういう壊れ方をしたかにもよりますが大体数十万円程度の費用がかかります。
修理費用を抑えるために部品取り車両からミッションを丸ごと移植すれば確かに安上がりですが、素性の知れない中古ミッションに載せ換えるリスクは決して低くはありません。後々のことを考えるのならばオーバーホールや新品に載せ換え等が得策かもしれません。

不幸にしてミッションが故障してしまった場合の修理ですが、ZF社製ミッションの修理を得意とする業者があるので紹介しておきます。
株式会社 デルオート
http://www4.ocn.ne.jp/~delauto/