このキーボードは、確か1995年頃、DOS/Vパラダイスで購入した物です。このキーボードの事を知ったのは今は亡きSUPER ASCII誌の1994年11月号に掲載された「Microsoft Natural Keyboardの全て」という記事によってでした。当時はChicago(Windows95の開発コードネーム)がもうすぐやってくるという期待感で市場は盛り上がっており、すでにインテリマウスで入力デバイス市場にコミットしていたMicrosoftが第2段として発表したのがこのNatural Keyboardだったのです。 外観を一目見て判るとおり、人間の体に優しいエルゴノミクスを追求したデザインが採用されています。一言でいうと、キーボードを使用するときに、差し出された両手の高さ、指の開き、手のひらの傾きにジャストフィットするデザインになっています。正しい使い方でなければこのキーボードの真価は発揮できないということで、このキーボードには正しい使用法を指導するためのマニュアルが付属してます。さらに、裏面にも正しい使い方を指導する注意書きのステッカーが貼り付けられています。 さて使用感についてですが、まずキータッチについては割と重めの押し込み感で、どういうわけか押したときにキーの端が引っかかりやすく、しっかりとタイプ出来ないことがままあります。一応教科書通りの姿勢でタイプしているつもりなのですが、ある程度使い込んだ個体だとこうなってしまうのかもしれませんね。キートップのぐらつきはそれほど無いです。やはりこのデザインのため、体が慣れるのには少々時間がかかるのではないでしょうか。特に、独学で自己流のタイピングを身に付けてしまっていると、左半分のキーを右手で打ちに行ったりして歯痒い思いをさせられます...ただ、本当にこのキーボードに慣れたら、普通の四角いキーボードが使いづらくなってしまうことは確かだと思います。 それと一つ注意しなければならないのは、このキーボードの形状と大きさです。まず、雑然と散らかったデスクではこの大きな図体は持て余してしまうので、使おうと思ったら出来れば机上面積が大きめの机と机上の整理を行ってからにしたほうが良いです。
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