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2001年09月25日

これが限界なのか

ワタシの9000CS(4AT)で、サーキット走行をしたと、想定してのお話。

ストレートで3速で5000回転まで引っ張り、4速にシフト。
ここから、4000回転位まで引っ張ると速度は大体170〜180km/hに達する。
この時、軽くブレーキで制動をかけると車内が不気味な音と振動で満たされる。文字で表現するのは非常に難しいのだが、クルマで石畳の上をゆっくりと走っている時のような振動、とでも表現するとわかりやすいと思う。
自分で思うに、どうも制動時のGにボディの剛性が追いついていないような感じを受けるのだが、ボディ剛性を上げる為にロールケージを張り巡らすとかウレタンを注入するとかの方法を取らずに、この振動を解消する方法はあるのだろうか?
素人考えでは、制動力を吸収するショックアブソーバ、サスペンションなど足回りを構成する部分を強化または新しい物に交換したら良いのではないかと思ったのだが、単純に強化しただけではそれを受けとめるシャシー、ボディへの負担は更に増すのかと考えると、結局のところこれがフルノーマルの9000の限界なのかと思わざるを得なくなってしまった。そうでなくて、単純にブレーキがプアだとか、そういうことなら話は簡単なんだけど、なんだかちんぷんかんぷんである。
ちなみにこれは1992年式、90,000km走行、ショック・サスペンション共に新車時より未交換の9000CSの話なので、他の個体でどうなのかは正直わからない。

非常に高いブレーキ性能と高いボディ剛性を誇ると言われるポルシェなんかは、単純な視点だがこの点の限界はどれ位の高みに達しているんだろう・・・
ちょっと興味がある今日この頃なのであった。

AbbottRacing 9000CS 1
AbbottRacing 9000CS 2
AbbottRacing 9000CS 3
速そうなSAAB9000

2001年09月16日

SAAB9000整備記録〜夏の終わり

ここ1、2ヶ月程のことなのだが、走行中、フロントサス付近から異音が出てくるようになってしまって困っていた。走行に支障は無いようなのだが、場所が場所だけにホイールが外れて飛んでって...とかいろいろと、まるで風が吹けば桶屋が儲かる式に考えてしまって正直、9000に乗るのが億劫になってしまっていた。他にも室内でじじじじ音がやかましかったり、ヘッドライトが何もしてないのに点いたり消えたり...
これではイカン!夏が終わり、絶好のドライブシーズンを楽しく過ごす為にも9000を整備に出すことにした。依頼したのは毎度おなじみ オリエンタル自動車である。クランケは1992年式9000CS2.3turbo-S、走行88,869kmである。

○フロントサス付近からの異音
「異音」と一言で言ってしまうが、これって自分には異音に聞こえるんだけど他人には異音に聞こえない、または異音そのものが聞こえないなんていう、多分に感覚的な要素を含んでいるのではないだろうか?こんなことを考えるのは自分だけかもしれないのだが、とにかくメカニック氏にはどのような時に、どんな音がするのかを、包み隠さずに正直に言葉で伝えることを心がけた。どこで聞いたかは忘れたが、こういう異音系のトラブルシューティングにあたっての「音だし」は結構大そうな仕事なんだそうで。自分も仕事上、ソフトウエアがおかしな動作をするので困る、というユーザのサポートをよくするのだがその際必ず行うのが「おかしな動作の再現」である。頼みの綱はユーザのあやふやな記憶だけという場面も多く、なかなか再現出来なくて結構苦労するのだ。という話はおいといて、クルマを預けてしばらく、異音の発生源を突き止めたとの報を受けた。 それによると、ドライブシャフトを構成する部品の一つの「コンパニオンフランジ」という部品のニードルベアリングのグリスが劣化していたのだそうだ。結果、グリスを新しいものに交換してやることでニードルベアリングがスムーズに回転するようになり、異音は発生しなくなった。交換したのは左側なのだが、なぜ左側だけが劣化していたんだろうか?

左フロントのドライブシャフト部分
左フロントのドライブシャフト部分

コンパニオンフランジ
コンパニオンフランジ。なんか火星人の頭みたいだと思うのは自分だけか?
中心の周りについている3つの丸い部分の中に、ニードルベアリングがある。


○室内の「じじじじじ」音
これはもう、はっきり言っていつからそうだったのか覚えていない。イグニッションONからOFFまでの間ダッシュボード辺りからじじじじと音が発生するようになっていたのだが変な話、すっかり馴染んでしまって、うるさいけどまぁこんなもんなんだろうなーんて思っていたある日、メカニック氏を隣に乗せて一回りしたら「おーじさんこれもうやばいですよ」と指摘されたのが室内温度センサーであった。これはオートエアコンが温度設定をコントロールする際の温度を決定するために使用されるデバイスなのだが、このセンサーユニットの中にモーターが内蔵されていて古くなってくるとモーターの回転軸がユニットの中に積もったゴミに接触して音が発生する、という仕掛けなのであった。これはユニット丸ごと交換した。交換したら、当たり前だが全く音がしなくてびっくり。これは後述のミッションマウント交換とも関連するのだが走行中、停止中問わず車内が静かーで、特に走行中は車体の小〜さ〜な軋み音が気になる!ほどにまで静音化されてしまった。

室内温度センサー
白い矢印が指している丸い(◎)のが室内温度センサー。となりの雪マークのスイッチは電動ファンのオン/オフスイッチ。

○オートアンテナ
もう1年以上前からほっぽらかしになっていたのだが、オーディオの電源のオンオフで上下するアンテナが壊れて上下しなくなっていたため、アンテナロッドを交換した。アンテナロッドはロッドに内蔵されたプラスチックのワイヤーをモータが巻き取ったりその逆を行ったりして上下するのだが、このワイヤーが切れてしまっため交換となったのである。 交換したら、スムーズに上下するようになった。OK、OK。よかったよかった...と思っていたら落とし穴があった。なんと、現在出庫されるアンテナロッドは色がシルバーなのである!オリジナルは黒だったのに、銀色のアンテナになってしまった...残念であるが、こればっかりはしょうがない。せめてもの慰めは、メカニック氏の「おーじさん大丈夫ですよ、アンテナ出してなければわかんないっすよ!」の暖かい一言であった...

○エンジンオイル交換
ターボ車乗りの風上にも置けないことを承知で書きます。前回いつ交換したのか覚えてません...(明細見りゃわかるんですけど)ついでなので交換しときました。ターボ車にお乗りの良い子はマメにオイル交換しましょーね。

○ミッションマウント
これは異音の発生源を探っているときにメカニック氏によって劣化が発見されたもので、見積もりのメールを頂いた中の1行にはこうあった。
「...とりあえず、ミッションマウントが切れています...」
き、切れてますか。よくよく思えばDレンジにシフトしたときのショック、アクセルをオフにしたときのミッションのゆれ、停止時の強い振動と、どれもミッションマウント劣化による症状が認められていたので、この時とばかりに交換をお願いした。
交換の結果...なんともまぁ、ひとことで言ったら「別の新しいクルマに乗り換えたよう」である。とにかくミッションを源とする振動・ショックが完全にとは行かないまでもほぼ、消えてしまっているのだから。これは部品代も安いし、作業も簡単だしある程度走行している9000だったら交換の価値は十分にあると思った。

古いミッションマウント
古いミッションマウント

交換した新しいミッションマウント
交換した新しいミッションマウント。上の古いのと比べると右上のミッション本体の位置が明らかに違う。
マウント中心のゴムがしっかりとミッション本体を支えているのがよくわかる。

○ヘッドライトリレー
ある日、家人に夜帰宅の際、車庫に駐車中の9000のライトが一瞬点いたような気がする...と言われて、そんなわけないでしょうと言ったのだが、ある日昼間に走行中、どうも信号スタートで前車が頻繁に急ダッシュをかますのでなんだろう、と思っていたら9000のヘッドライトが思いっきり点いたり消えたりしていた。他にも交差点に差し掛かったら対向車線の右折車が思いっきり自分の前を右折していったりとか、パッシングしてないのに勝手にパッシングしてしまって特に都内は走りにくい。というか危険ですらあるということを痛感したので、とりあえずの処置として必要の無いときはヘッドライトのリレーを外しておくことにした。夜間出かけるときはリレーを突っ込んで出かけて、帰ってきたら熱々のリレーを外してやることでとりあえずトラブルを凌いでいた。でこのリレーは中古品を探してもらって交換と相成った。ちなみに新品は\15200もする。

おまけ
○ワイパーアーム・グリル塗装
週末雨が降らなかったので、なぜか塗装が一部はげて下地が見えてしまっているワイパーアームと、恐らく高速走行時の石跳ねで塗装が所々はげてしまったフロントグリルを塗装した。フロントグリルは以前に塗装しているので、再塗装ということになる。つや消し黒色の缶スプレーを買ってきて、ワイパーアームとフロントグリルを取り外し、シューシューと重ねて吹いていっちょあがり!
やはり黒い部分が黒いと、びしっ!と締まって見えて良い。お気楽お手軽なリフレッシュである。