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田澤自動車

主治医を失ってから早いもので一年が過ぎた。
この1年というもの、正直な所を申し上げて殆どAeroには乗っていないのである。こう、若干のエクスキューズ臭を漂わせているのは乗る機会なんてものは与えられるものではなくて自分で産み出すものだと思っているからで、好きな人はメシ代を切り詰めてでもガス代やタイヤ代にお金を回して体力が続く限り車に乗るだろうし、こう言っては極端だけどなんかそうではない自分にちょっと引け目を感じるようで‥
まぁそれはともかく、自分でもびっくりするほどこの1年、更に前回の車検から数えても走行距離が増えていない。

殆ど乗らないから痛まないし、消耗品の劣化具合もゆーーーーっくりで、元々不具合を抱えていなかったということもあって全然整備もしていなかった。

そんなAeroであるが、いよいよ車検の時期到来!ということで、以前から気になっていた(目をつけていたと言った方が正確だが)埼玉県は入間市にある田澤自動車という整備工場に車検の代行作業とちょっとした整備を依頼した。

ここで、この田澤自動車という会社について説明しておこう。
この会社のWebサイト(田澤自動車)をご覧になって頂ければ大体わかるとは思うが、主要取り扱いメーカーがシトロエン・プジョー・サーブ、そう、往年の西武自動車扱いの御三家メーカーの整備を専門とする工場で、代表の田澤氏自身もそれらの整備畑を歩んで今の工場を開設したという経歴の持ち主である。


事務所。


工場前の敷地。
整備待ちの車や客の車などでぎっしり埋まることもある。


何気なくSMが。
そして見えづらくて恐縮だが、奥のリフトの上にレストア中のclassic900カブがある。

整備士は5名で、整備の大多数を占めるのは新旧バラエティ豊かなシトロエン勢なのだが、掲げている看板の通りプジョー、サーブの整備も得意としており、サーブについてはclassicの900や9000を初めとして整備に高価なテスターが必要な9-3、9-5に関してもテスターを完備しているので受け入れが可能との事で、広い世代のサーブ車を安心して預けられるのではないかと思う。

気になる整備の方針なのだが、あくまで私が代表の田澤氏とフロントマネージャーの石井氏から何度か話を聞いての印象であるが、他で受け入れられない車を何とかして乗りたいというユーザーが居る限り、相応の技術がないと中々出来ない(普通はやらない)細かい部品の分解整備や中古部品の積極利用、果てはユーザーが持ち込む部品の取り付けに至るまで、ユーザーと整備側とで話し合って納得入った上で整備を行わせて頂きますという方針だとのことで、無難なようでいて実は結構癖のある900や9000に乗っていて整備について心配を抱えながら維持していらっしゃる方にとっては心強い味方になるのではないだろうか。
私のように、整備についての注文はつけるが作業についてはお任せというパターン、大抵の事は自分の手でメンテナンスを行うが自分では出来ない、または出来るとわかっていてもやらないところだけをスポットで作業依頼し、作業を立会いの下で行ったりとかいろいろなスタイルで仕事を請け負ってくれるとのことであったので気になる向きは一度問い合わせてみるなり、直接お邪魔して話を伺ってみるなり(私はこっちのパターンだった)してみては如何だろうか。

話が長くなった。
車検の方は特段問題もなくすんなり通過。車の状態についても前述の通り殆ど乗っていないということもあり特に整備を要する箇所もなかったということで、フィルターなどの交換とこちらからお願いしたウォッシャー液漏れの修繕、その他ちょこまかした所を整備して頂き、諸経費リサイクル料込みで20万円強のお支払いとなった。
この額が高いと見るか安いと見るかは千差万別、人によっても車の状態によっても違うと思うし、私自身ももっともっと追加整備をお願いすればそれに比例してお支払額ももっともっと嵩んだのだと思っているのだが、今回は必要にして最低限のレベルの整備(あくまで車検込み、だが)だったということで妥当な額だと思っている。
蛇足だが、うちのAeroにもついにというかなんと言うか、9000のポピュラーな疾病、ヘッドライトワイパーモーターが左右とも動作せずッ!という現象が認められたとのことである。いやーついに来ちゃいましたねぇ〜等と顔で笑い心で泣して、しっかりと次に課題を残しつつ、それにしたってもうちょっと乗ってやんないとかわいそうだろ、としみじみ思った今回の車検であった。

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